高血圧には油断できない様々な合併症があります

脳卒中のイメージ

高血圧の合併症はたくさんありますが、代表的なのが脳梗塞です。
脳の血管が細くなりコレステロールなどが詰まると、血液の循環が阻害されます。
脳に血液が送られないと脳細胞は死んでしまうので、血管が詰まった場所によって知覚障害や意識障害など重い症状が現れます。

脳卒中で死亡した日本人のおよそ60%が脳梗塞とされます。
またくも膜下出血にもなる恐れがあります。
脳は頭蓋骨の中に存在しており、頭蓋骨のすぐ下には透明な薄い膜が蜘蛛の巣のように張り巡らされています。
脳に送られる血液はくも膜下の下を通っていますが、この部分に動脈硬化や動脈瘤があると、血圧が上がった時に血管が破裂して、猛烈な頭痛や吐き気を引き起こします。
ほとんどのケースで発症直後は意識不明になり、出血量が多いと死んでしまうこともあります。

高血圧は心臓の疾患も引き起こします。
狭心症は、高血圧によって血管に負担がかかりすぎると、血管壁が傷ついてコレステロールが蓄積しやすくなります。
血液の通り道が狭くなると、血液の流れが悪くなって心臓の筋肉に酸素や栄養があまり届かなくなります。
狭心症では心臓の筋肉が酸素や栄養が不足しているのを知らせるために、激しい胸痛や圧迫感を引き起こします。
完全に血液が送れなくなると、心臓の細胞が死んでしまうのでポンプ機能を果たせず、心不全になることもあります。

さらに高血圧は腎臓にも負担をかけます。
腎臓では糸球体で体内の老廃物を濾過していますが、高血圧が続くと糸球体の毛細血管に動脈硬化ができるので、濾過機能を失ってしまいます。
血液中のBUNやクレアチニンの値が老廃物の蓄積具合を示しており、目安の30%以下の濾過機能しかない状態を腎不全といいます。

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